学生永遠の課題ES!趣味の書き方の攻略法|例文付き

就活はESで決まる

この記事の要約

この記事はエントリーシート(以下ESとする)に趣味のことを書いても良いのか?趣味・特技の欄はどう書けば良いのか?というお悩みを解決するための記事です!

ESの目的はその人の人柄を知るためです。人柄を知ってもらうことによって企業にアピールすることが出来ます。ぜひこの記事を読んで自分をアピールできるようなESの書き方をマスターしましょう!

ESの主な設問

まず始めにESはどのようなことを聞かれるのかは企業ごとに異なりますが、大まかに

①志望動機

②自己PR

③学生時代に力をいれたこと(ガクチカ)

④資格・趣味・特技

の4つに分かれます。今回はこの中でも何を書けば良いのか分かりづらい④について詳しく見ていきましょう!

ESの趣味・特技欄から人事が見ていること

人事は実際に趣味・特技欄でどこを重点的に見ているのかを知っている人は大学の講義などや就活本では知ることが出来ないため、今回は実際にとある企業の人事の人に聞いてみました!是非参考にしてみてください!実際に聞いてみた結果は以下のものです。

1.求める人物像とそのエピソードがマッチしているか

2.他の項目で学生の雰囲気が分からないため、趣味・特技欄からどんな人かをイメージするため

3.面接の際のアイスブレイクでの材料にするため

となりますが、企業ごとにESに趣味・特技を設定する目的が違いますので極論趣味・特技欄では自分らしさを出すことを一番にし、加えて上記の三項目も意識してみると出来映えが違うと思いますので、ぜひこちらも参考にしてみて下さい!

ESの書き方のコツ

ESの書き方が書いたことがなくて分からない!書類選考落ちばかりだから参考にしたい!というような方に向けて書き方のコツを伝授していきます。ここでは基本的なことを中心に記載していきますので、就活始めたばかりの方でも簡単に読み進められるようになっています!以下3つのポイントを考慮しながらESを書いてみましょう!

数値化出来る趣味・特技にする

趣味を通じて結果を出した際、その結果の数値を入れてみると定量化(ビジネス世界で具体的な数字データを入れること)することで、説得力が増すだけではなく独自のストーリーを想像させることが出来ます。そうすると、他の学生との差をつけられるようになります。

例)私が所属しているサッカー部で参加した〇〇大会で昨年は4位でしたが、今年は1位を取ることが出来ました。

具体的なエピソードを入れる

趣味をしている際に自分らしさを表すエピソードや趣味を通じてどのような経験をしたのかというエピソードなどの具体的なエピソードを入れると、読み手にそのエピソードのイメージを持たせることが出来ます。このイメージを持たせることによって、面接の際でも理解されやすくなり、質疑応答もスムーズに進むことが出来て、かつ具体的にすることでエピソードの深掘りがあまりされず、他の項目で自分をアピールする時間に出来ます。

なぜそれが趣味なのかを入れる

なぜそれが趣味であるかは、その人の価値観を知るためのヒントになります。ここで多少なりともこの価値感は仕事において重要になってくる要素となりますので、読み手の企業の価値観とすりあわせて「この人はうちで活躍できるのか」をアピールするためになぜそれが趣味であるかを記述してみましょう!

⚠書くときの注意点⚠

次にESに趣味を記述する際に注意することについて学んでみましょう!下記の3点の注意することを頭に入れてESを書けば読み手に読みやすく、目にとまるような印象の良い文章を書くことが出来ます。

数値を入れる際は横書き、縦書きに気をつけよう!

数字には「1、2、3…」というような算用数字と「一、二、三…」というような漢数字の2種類があります。この2種類は縦書きと横書きによってどちらを使うかが違いますので注意しましょう。一般的には縦書きの場合は漢数字、横書きの場合は算用数字を使用します。

基本的にESは横書きのことが多いため、算用数字を使用します漢数字を使用することで堅苦しい印象になってしまったり、読みづらくなってしまいます。漢数字にしてしまうと読み手にとってあまり良い印象を持たれませんので、ESで数値を入れる際は算用数字にすることと覚えておきましょう!

一つの趣味に絞るようにする

趣味を複数ある方もいるかと思います。ですが、趣味は複数書くのではなく1つに絞るようにしましょう。複数書いてしまうと情報が渋滞してしまい、読み手に何を1番伝えたいかが分からなくなってしまいます。また、その趣味に興味がある読み手にとっては面白い内容になると思いますが、その趣味に興味がない読み手にとっては長々と記述されている文章を読む気にならないのではないでしょうか。そのため、趣味を記述する際は全ての趣味を説明するのではなく、1つの趣味に絞って記述するようにしましょう!

興味がなく趣味ではないものを趣味にしない

当たり前ですが、趣味でないものを趣味にすることはNGです。なぜなら、書類選考が通過したとしても面接でその趣味について深掘りされてしまうと上手く答えられず絞り出して答えた内容に矛盾が生じてしまう可能性があります。そして、矛盾に気づいた面接官に悪い印象を持たれてしまい、なかなか選考に通過しなくなってしまいます。

就職活動において重要になってくる信頼の構築ということが嘘をついてしまうことによって、出来なくなってしまうなってしまうため、趣味ではないものを趣味にすることはやめましょう。

趣味・特技欄例文

最後に一通り読んだけどこんな感じであってるかな…他のESを参考にしてより内容の濃いものにしたい!などの際に使える例文とテンプレートを用意してみましたので、是非参考にしてみてください!

記述の構造理解編

趣味の記述の仕方の大まかな構造として、

①趣味は何なのか

②なぜそれが趣味であるか

※③その趣味を通してどのような結果を出すことが出来たのか(達成したこと)

※④課題にして取り組んでいること

の4つの構造を基にして記述していくと良いです。私自身もこの構造を意識しながら仕上げてみて実際に書類選考通過の企業も複数ありますので、意識して進めて書類選考落ちにならないESを作り上げられるようにしていきましょう!

※…文字数によってどちらか選択して記述しても良いです。

趣味・特技欄での例文

幅広いジャンルで例文を記載しますので、自分に一番近いジャンルの例文を参考にしていきましょう!ここでは音楽、スポーツ、読書、旅行の例文を取り上げます。スポーツに関しては、スポーツと記述している部分は自分の趣味として行っているスポーツに当てはめて参考にしてみてください。

1.音楽

音楽を趣味にする場合はどのような音楽を聴いていて習慣としてどのようなことをしているのかを読み手に伝わるように具体的に記述すると良いです。また、例文では記述しませんが、音楽鑑賞を趣味にするメリットも併せて記述すると良いでしょう。

私の趣味は音楽鑑賞です。幼少期の頃から母に音楽を聴くことを勧められており、その影響で現在も音楽を普段から聴いています。中学生の時に所属していた吹奏楽部での活動ではその経験を最大限に活かし、仲間と力を合わせることで当初部内の目標としていた〇〇大会に出場することが出来ました。この経験は母親からの音楽を聴くことで些細なきっかけによってキャッチした経験です。このように些細なことでもキャッチすることで大きな経験を成し遂げられる可能性があるため、社会人になっても些細なことでも探究心を持ち、活躍していきたいと思います。

2.スポーツ

スポーツを趣味にする場合は同じスポーツでも趣味にしているスポーツで身についたことは人それぞれ違います。人それぞれ違うと言うことは企業はそこを重点的に見ているはずです。なので、そのスポーツで身についたことや気づいたことを記述すると良いでしょう。

私の趣味はスポーツをすることです。幼少期の頃から兄にスポーツを教えてもらっており、部活動やクラブ活動などの様々な場面にて活かすことで活躍したいと思っていました。今でも学生サークルに所属しながら毎日欠かさず練習をしています。私は高校で所属していたスポーツ部で「〇〇大会に出場すること」を目標にしていました。高校3年生の時に毎日練習を欠かさず行っていた結果、〇〇大会に出場することが出来ました。この経験から、毎日欠かさず練習に出ることで、今までやっていたことが習慣化し新しい更に新しい事にチャレンジできる余白が出来ていることに気付きました。その経験から継続することで習慣化し社会人で短期間で成長したいと思っています。

3.読書

読書を趣味にする場合は「読書」と書くのはやめましょう。好きなジャンルの本が好きか、月にどれくらいの量の本を読むようにしているかなどのことをプラスして書いてみると良いです。ただし、好きなジャンルの本を記述する場合に漫画にするのは漫画を否定的に見ている読み手がいる場合がありますので避けましょう。

私の趣味はビジネス書を読むことです。将来は起業したいと考えているため、ビジネス書を学生のうちに読むことで必要な知識を早いうちに身につけたいと思い読み始めました。経営者として尊敬している〇〇さんが著書である本を全て読んでいます。何度も読むことで本で身につけた知識を仕事でアウトプットすることで活かしていきたいです。

4.旅行

旅行を趣味にする場合は旅行という趣味で培うことの出来た能力(計画性、主体性など)も追加で書いてみると社会人になったとき「こんな能力を持っていて、入社した際に発揮することが出来たら活躍するだろう」というように思わせることが出来ます。これらのポイントを踏まえて例文と比較してみましょう!

私の趣味は旅行です。自分で全てSNSや旅行雑誌などを使用して様々な場所をリサーチし、目的地や移動手段などを決めています。この趣味で培ったリサーチ力と計画性を社会人になった際に駆使することで活躍していきたいと考えています。

実際私が書いた趣味・特技欄

次は実際に私の書類選考通過したESの趣味・特技欄を記述しますので、こちらも例文と併せて参考にしてみてください!あくまでこれは他人の趣味・特技欄になりますので、全て同じものを提出しても自分の趣味ではないためこれらの例文や実際の趣味・特技欄は参考程度にしてしっかり1から自分で考えてみましょう。

私の趣味はウィンドウショッピングをすることです。小さい頃から出かけることが好きで家族で出かけることが多数ありました。これをきっかけに大学生になっても出かけ、ウインドウショッピングをすることでストレス発散をしています。これからもウインドウショッピングをすることでストレス発散をし、息抜きをしっかり出来るようにしたいです。

最後に

最後に、この記事の内容をまとめてみると

①趣味・特技欄では自分らしさを出すことが一番大切!

②具体的に記述する(数値を入れる、趣味にしている理由など)

③横書きは算用数字、縦書きは漢数字

⑤趣味は一つに絞り、嘘の趣味は書かない

⑥構成は、趣味は何か→なぜそれが趣味なのか→達成したこと→課題にして取り組んでいること

となります。まとめの部分でよく分からないところがありましたら戻って再度読んでみると理解が深まって良いでしょう!

履歴書の中には趣味・特技欄がない履歴書が存在しますが、なるべく趣味・特技欄のある履歴書を購入するようにしましょう!冒頭でも記述しましたが、趣味・特技欄は企業に自分をアピール出来る効果があります。ここで自分をアピールして良い印象を与えて面接に挑みましょう!書き方に悩んだ際はこの記事に戻って参考にしながら仕上げてみてください!