採用ブランディング

採用ブランディングに効く低コスト施策の正体|wework ビールでインナーブランディング

1. 「なぜあの会社は社員が辞めないのか?」採用担当者が気づき始めた真実

採用活動に多額の費用をかけても、入社した社員が1〜2年で辞めてしまう——。そんな負のサイクルに悩む経営者・HR担当者は少なくありません。

求人媒体への掲載費、採用エージェントへの手数料、面接や内定にかかる人的コスト……採用1人当たりのコストが100万円を超えるケースも珍しくない時代に、「採用コスト」ばかりに目が向きがちです。

しかし、採用の成功は「入社後」にこそ決まります。

社員が「この会社で働いていることを誇りに思う」「ここで働いていると友人に話したくなる」——そう感じる職場環境こそが、採用ブランディングには重要です。

そのカギを握るのがインナーブランディング。そして今、そのインナーブランディングとして当社が取り組んでいるのが、WeWorkの「16時以降ビール無料」という、一見シンプルな仕組みです。


2. インナーブランディングとは?採用ブランディングと何が違うのか

採用担当者の間で近年よく聞かれるようになった「インナーブランディング」と「採用ブランディング」。言葉は似ていますが、対象とアプローチが明確に異なります。

採用ブランディングとは、社外の求職者に向けて「自社で働くことの魅力・価値観・カルチャー」を発信し、自社に共感する人材を引き寄せるための外向きの活動です。求人サイトの原稿、採用動画、会社説明会などがその代表例です。

一方、インナーブランディングとは、すでに在籍している社員に向けて自社のビジョン・ミッション・価値観を浸透させ、社員一人ひとりのエンゲージメントや帰属意識を高める内向きの活動です。

重要な点は、この2つが切り離せない関係にあるということです。

社員が「うちの会社ってここがいいんだよ」と口コミで発信してくれれば、最強の採用広報になります。逆に、採用サイトで「風通しの良い職場です」と謳っている企業ほど怪しいし優秀な候補者はすぐに見抜きます。

インナーブランディングが採用ブランディングをつくる——
一見、遠周りに感じる企業もあられると思いますが、いま頑張って働いている社員満足感を上げる取組をしていくのも活躍人材を採用していく近道となります。


3. WeWork「16時以降ビール無料」

世界最大級のフレキシブルオフィスであるWeWork(ウィーワーク)には、他のコワーキングスペースにはない特徴があります。

それが「16時を過ぎるとビールが無料で提供される」という仕組みです(※20歳以上の成人が対象。提供時間・内容は拠点により異なります)。

WeWorkの共用パントリーには、コーヒー・紅茶・お茶などのドリンクに加え、夕方以降はビールサーバーが開放されます(拠点により提供時間が異なります)。コンビニで買うような缶ビールではなく、サーバーから注がれるプレミアムビールが提供されるのでテンション激上がりです(銘柄は拠点・時期により変わります)。

当社が入居している渋谷スクランブルスクエア39Fにあるweworkでは6種類のビールが提供されています。

これはWeWorkが単なる「場所を貸す」サービスではなく、**「コミュニティ型ワークスペース」**を標榜しているからです。会員同士が交流し、コラボレーションが生まれる環境を意図的に設計しているのです。

入居企業にとっても、このビールサービスは大きなメリットをもたらします。なぜなら、社員が「今日もWeWorkに行こう」と思える理由、終業後に少し残って同僚と話すきっかけが自然に生まれるからです。


4. ビールがもたらす4つのインナーブランディング効果

なぜ「ビールを飲む(※20歳以上の成人対象)」という行為が、インナーブランディングに効くのでしょうか。心理学・行動科学の観点からも、その効果は明確に説明できます。

効果①:社内コミュニケーションの質と量が上がる

業務中は話しかけにくい上司や別部署の同僚も、ビールを片手にした雑談の場では距離感が縮まります。「廊下での立ち話」「ランチの雑談」と同様、インフォーマルなコミュニケーションが組織の心理的安全性を高めることは多くの研究が示しています。

社内の関係性が良くなると、情報共有がスムーズになり、チームのパフォーマンスも向上します。

効果②:従業員満足度(エンゲージメント)が向上する

「会社が自分たちのためにこういう場を用意してくれている」という感覚は、一見小さくても、大きな帰属意識を生みます。給与や肩書き以外の「この会社らしさ」を日常で感じられる体験が積み重なることで、社員のエンゲージメントが高まります。

効果③:SNS・口コミでの自然な情報拡散

「今日WeWorkでビールを飲みながら仕事終わりに同僚と話した」——社員がSNSやLINEでこんな投稿をするだけで、それは無料の採用広報になります。「あの会社、面白い職場環境だな」と感じた求職者が求人を調べ始める——これがインナーブランディングから採用ブランディングへの発展です。

効果④:離職率の低下と採用コストの削減

居心地の良い職場環境は、離職を減らします。パーソル研究所の調査では、「約半分の従業員は職場で本音をほとんど話していない」という調査が出ています。仕事とプライベートを分けるのは良いことではありますが、壁を作ることは良いとは思いません。本音を溜め込んでいるということは離職の原因になったり、マネジメントの難易度も上がります。職場でビールが提供される自由な環境はコミュニケーションを活発にし、アイスブレイクの役割を担っていると思います。

※ 出典:職場での対話に関する定量調査


5. インナーブランディングが採用ブランディングに直結するメカニズム

インナーブランディングの成果は、外部の採用活動にどう影響するのでしょうか。そのメカニズムを整理します。

インナーブランディング施策(WeWorkビール・社内イベント・職場環境整備)

社員のエンゲージメント向上

社員によるSNS発信・口コミ・リファラル採用

求職者の興味・共感

ここで働きたい採用応募の増加

採用コスト削減 × 採用の質向上

採用ブランディングの世界では、「社員が最高の採用エージェントになる」という言い方があります。外部の採用広告は費用がかかる上に信頼性も低いのに対し、実際に働いている社員の生の声は、求職者にとって最も信頼できる情報源です。

インナーブランディングへの投資は、そのまま採用ブランディングへの投資にもなる——WeWorkのビール施策は、まさにその象徴的な例だと感じています。


6. WeWorkビール施策を自社の採用ブランディングに活かす方法

WeWorkに入居している企業は、このビールサービスを積極的に採用ブランディングに活用することができます。

活用法①:採用候補者の会社見学をWeWorkで実施する

一般的な自社オフィスと異なり、WeWorkのスタイリッシュな空間・無料ビール・活気あるコミュニティは、候補者に強い印象を残します。「こんな場所で働けるのか」というポジティブな感情が、内定承諾率を高めます。

活用法②:社員インタビュー・採用コンテンツの舞台として活用する

「16時以降、同僚とビールを飲みながら仕事の話をすることもある」という日常の一コマは、採用サイトや採用動画で使える強力なコンテンツになります。「福利厚生充実」という抽象的な言葉より、具体的なシーンの方が求職者の心に刺さります。

活用法③:リファラル採用の促進にビール会を活用する

月1回など定期的に社員が集まるビール会を設定し(20歳以上の成人が対象)、「知人で転職を考えている人がいれば声をかけて」と伝える場にする。リファラル採用は採用コストが最も低く、採用後の定着率も高い手法です。

活用法④:採用SNSでビールシーンを発信する

InstagramやX(旧Twitter)、LinkedInで、WeWorkでの仕事終わりのビールシーンを発信します。「#WeWork」「#採用中」などのハッシュタグと組み合わせることで、転職を検討している層にリーチできます。


7. コスト試算|月額数万円で得られる採用ブランディング効果

WeWorkの料金は拠点・プランによって異なりますが、人数課金方式となります。

1人当たりのプランは月額数万円程度〜利用可能です。このコストの中にビールサービスが含まれています。気になる方はオフィスを案内しますので、お問合せください。

比較対象として、一般的な採用広告の掲載費は1掲載あたり数十万円、採用エージェントの成功報酬は年収の20〜35%が相場です。

WeWorkの入居コスト(ビールサービス込み)は、採用1人分の費用と比較すると、継続的な採用ブランディング効果を圧倒的に低コストで生み出せる投資といえます。

さらに、WeWorkの利用は「オフィスコスト」としても計上できるため、純粋な採用マーケティング費用ではありません。生産性向上・コミュニティ形成・採用ブランディングが同時に達成できる、一石三鳥の投資です。


8. インナーブランディングを採用力に変えるための次のステップ

WeWorkのビールはあくまでも「きっかけ」です。本質的なインナーブランディングと採用ブランディングを連動させるためには、以下のステップが重要です。

Step 1|自社の「らしさ」を言語化する ビールを飲みながらでも話し合えるような「なぜこの会社で働くのか」を明確にします。ミッション・ビジョン・バリューの言語化が起点です。

Step 2|社員が自然に発信したくなる体験をつくる WeWorkのビールのような「語りたくなる職場体験」を意図的に設計します。社員旅行、部活動支援、ランチ補助なども同様です。

Step 3|採用コンテンツに落とし込む 実際の社員の声・日常シーン・職場の雰囲気を採用サイト・SNS・求人票に反映させます。

Step 4|効果測定と改善を繰り返す 採用エンゲージメント(応募数・内定承諾率・1年定着率)を定期的に計測し、施策を改善します。


9. まとめ

WeWorkが提供する「16時以降ビール無料」という一見シンプルな仕組みは、実はインナーブランディングの本質を体現しています。

社員同士のコミュニケーションが生まれ、「この会社いいな」という実感が積み重なり、それが口コミ・SNS・リファラル採用という形で外に広がっていく——この好循環こそが、採用コストを下げながら採用の質を高める最短ルートです。

採用ブランディングに悩む企業が真っ先に取り組むべきは、高額な求人広告の前に、社員が「ここで働いていることを誇りに思える職場体験」をつくることです。

WeWorkのビールはその象徴的なヒントに過ぎませんが、「インナーブランディングが採用ブランディングを動かす」という原理は、あらゆる企業規模・業種に共通する普遍の法則です。

インナーブランディングと採用ブランディングを連動させた採用マーケティングについて、**もっと詳しく知りたい・自社での活用方法を相談したいという方は、ぜひ下記よりお問い合わせください。**貴社の課題に合わせた採用マーケティング戦略をご提案します。


10. 実際に入居して感じた効果

当社が入居したのは2019年2月。

原宿にあるIceberg拠点でした。当時はweworkの知名度がなかったのですが、コミュニティスタッフに相談すると様々な企業を紹介してもらえるメリットや会社のインナーブランディングにも効果があると思って入居しました。

いままで入居して得た知識や人脈、weworkの使い方をマーケティング支援できますので、まずは気軽にオフィス見学に来て頂けると嬉しいです。

気軽にお問合せください。

電話問合せ
WEBフォーム問合せ
TOP