【Re就活】テレワークが転職活動に与える影響 (2020.04)

「テレワーク」の実施により、「転職活動に積極的になった」20代は利用者の70.4%!!

新型コロナウイルスの感染拡大防止により、テレワークが推奨されていることを受け、テレワークの実施が20代の転職意識にどのような変化をもたらしているかのアンケートを実施しました。
今回は、4月に「Re就活」に登録した会員を対象に調査したところ、テレワークを実施している転職希望者は、70.4%が「テレワークの実施や外出自粛により、時間ができたことで転職活動に積極的になった」と回答しました。情報収集にかける時間ができたことにより、転職活動に積極的になる20代が増えています。

■調査概要
・調査対象:20代専門転職サイト「Re就活」に4月に会員登録した、サイト来訪者
・調査方法:「Re就活」にアクセスしたサイト来訪者に、アンケートのポップアップを表示
・調査期間:2020年4月21日~2020年4月24日
・有効回答数:391名

(1) テレワークを実施する転職希望者は、「時間ができたこと」で転職活動に積極的に

テレワークが実施・推奨される中、「時間ができたこと」で積極的な転職希望が顕著になっています。
テレワークを実施している転職希望者は、70.4%が「時間ができたこと」で転職活動に積極的になったと回答。求人情報の閲覧など情報収集する時間ができたことで、転職活動への積極度が高くなっています。テレワークを実施していない転職希望者は、「時間ができたこと」で転職活動に積極的になったという回答は約半数は46.7%にとどまり、テレワークを実施している人のほうが「時間ができたこと」を理由に転職活動に積極的になった割合が23.8 ポイント高くなる結果となりました。
仕事時間も含めて「1人で過ごす時間が増えたこと」が転職意欲に影響していることが推察されます。

(2) テレワークを実施する転職希望者は、「早めに動き出した」傾向か?

テレワークを実施する人は、転職意欲が潜在的にあった「転職潜在層」であり、その動きが活発になっている可能性も考えられます。
「今転職活動をしようと思った理由」では、テレワークを実施している人は「景気が悪くなる前に転職したいから」という回答が、テレワークを実施していない人より 32.5 ポイント高くなりました。「より成長性や安定性の高い企業で働きたいから」の回答も、テレワークを実施している人の方が 14.1 ポイント高くなる結果に。時間ができたことで、「時間があるうちに情報収集をして、景気が悪くなる前に転職活動をしたい」と転職活動時期を早めた転職希望者が一定数いると考えられます。
一方、テレワークを実施していない人のなかでは、「もともとこの時期に転職活動を予定していたから」を除くと「より成長性や安定性の高い企業で働きたいから」に次いで「スキルを身に着けたいから」という回答が多くなりました。
テレワークを推奨されることが受け、柔軟な働き方を可能にするためにもスキルを身に着けたいという意向が強くなっていると推察されます。

(3)転職希望時期は「今すぐ~3ヵ月以内」の希望が昨年同時期比11.7ポイント増加

転職希望時期は「今すぐ~3ヵ月以内」の回答が76.7%を占めました。昨年同時期に実施した会員アンケートでは、同回答は65.0%でであったことから、早期に転職したいと考える転職希望者が増加傾向にあることが分かります。今転職を希望する理由としては「新型コロナウイルスの影響で、休業しているから」や「新型コロナウイルスの影響で、転職先への入社が無期限で延期になったから」など、新型コロナウイルスの影響により転職活動を余儀なくされたとの声が寄せられました。
一方で、「外出自粛により選考に参加できないので、情報収集だけは進めておきたい」という声も多く、情報収集をすることで、少しでも有利に転職活動を進めたいという転職希望者の意向が伺えました。

【まとめ】

  •  テレワークを実施する転職希望者は、70.4%が「時間ができたこと」で転職活動に積極的になった
  • テレワークを実施する転職希望者は、「早めに動き出した」傾向がある
  • 転職希望時期は「今すぐ~3 ヵ月以内」の希望が昨年同時期に比べて増加傾向にある

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代表取締役兼CEO 西田 一裕

代表取締役兼CEO 西田 一裕

dip株式会社にて管理職として代理店事業部を立上げ優秀賞を複数受賞。27歳にてオリジナルプランを創業。ファウンダーとして現在に至る

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