はじめに
出生率低下による人口減少、さらに超高齢化社会の影響で人手不足が深刻化しています。
その中で採用した方々が定着し続ける職場はどんな職場なのでしょうか。
今回は、派遣社員就業者に実際にアンケートを実施し、その結果からみえた職場づくりのヒントとなる内容を本資料にまとめました。
貴社の採用活動にお役立ていただけましたら幸いです。
定着している人の仕事探しの検討期間
約3割は 1 か月以上、仕事探しの検討期間を設けています。
先手を打った早めの囲い込みで、長期的に検討している方への訴求もポイントです。
転職活動の期間
※現在の職業「派遣社員」かつ、現在の職場での勤務期間「 1 年以上」
※「覚えていない」の回答を除く
転職活動のイメージ

定着している人の転職前の下調べ
約6割が転職前に下調べを行っています。
イメージがわきやすい求人原稿の作成とともに、ホームページの強化も行いましょう。
下調べを行った割合
※現在の職業「派遣社員」かつ、現在の職場での勤務期間「 1 年以上」
下調べの方法
Q.今就業している職場について、下調べを行いましたか。下調べの方法としてあてはまるものをすべて選択してください。(n=478)
| 1位 | 求人サイト(バイトル、はたらこねっと、など)(23.0%) |
| 2位 | 公式ホームページ (ビジョン、ミッション、事業内容、経営方針など)(12.1%) |
| 3位 | 採用サイト (募集職種、選考フロー、福利厚生、働き方、社風など)(11.9%) |
| 4位 | 評価サイト、クチコミ以外のインターネット検索(7.5%) |
| 5位 | 家族や友人に聞く(7.3%) |
※現在の職業「派遣社員」かつ、現在の職場での勤務期間「 1 年以上」
下調べでは実際の職場のイメージを持てるかが重要
下調べを行う理由
※現在の職業「派遣社員」
働きやすい環境と感じられることが定着の動機に
勤続期間に関わらず、働き方への理解や職場の雰囲気・上司からのサポートなどの職場環境が働き続けるきっかけに。
勤続期間1年未満
Q.働いている中で、この職場・仕事なら今後も働き続けたい、と感じた出来事や瞬間はありますか。あてはまるものがあればすべて選択してください。( n=435)
| 1位 | 働き方の改善や柔軟性を感じた時(28.9%) |
| 2位 | 職場の雰囲気やチームの一体感を 特に感じた瞬間(24.6%) |
| 3位 | 忙しい時、困難な状況での 同僚や上司からのサポート(17.6%) |
| 4位 | 新しいスキルや知識を習得した瞬間(17.1%) |
| 5位 | 会社の安定した経営基盤や将来展望を感じた瞬間(11.8%) |
※現在の職業「派遣社員」
勤続期間3年以上
Q.働いている中で、この職場・仕事なら今後も働き続けたい、と感じた出来事や瞬間はありますか。あてはまるものがあればすべて選択してください。( n=435)
| 1位 | 働き方の改善や柔軟性を感じた時(29.8%) |
| 2位 | 職場の雰囲気やチームの一体感を 特に感じた瞬間(23.8%) |
| 3位 | 忙しい時、困難な状況での 同僚や上司からのサポート(19.8%) |
| 4位 | 新しいスキルや知識を習得した瞬間(14.5%) |
| 5位 | 自らの提案やアイディアが受け入れられた時(10.1%) |
※現在の職業「派遣社員」
評価されている取り組み事例
企業の風土に合わせたユニークな取り組みで、働く従業員の満足度を高めましょう。
Q.働き続けている理由の中で、特に評価している制度や福利厚生があれば教えてください。
仕事のやりがい
- 適度にやり甲斐のある仕事だから
- 年齢的に働ける寿命が長いこと。
- 仕事量、難易度、給料のバランスが良い。
- ある程度の給与が保障されて自分のスキルが活かせてやりがいを感じ、社会貢献できること
シフト関連
- 失業保険に加入できる週の労働時間の中で、ある程度自由に自分の裁量で勤務時間やシフトを選べる
- 実働時間が短い
- 有休が完全消化できる
- 自由に出勤日を決められる
- 休みの理由を言わなくてよい
- 親の介護など長期間の欠勤も快く許可をもらえる
- 休み申請がチャットで伝られてストレスフリー
- フレックス勤務制度がある
会社の特徴
- 年齢・性別・人種などの出自によって左右されない評価制度が設けられている
- 派遣先企業の経営状態が安定している
- 社員とほぼ同等に扱っている
福利厚生
- 派遣社員でも在宅勤務が可能
- 定期的にゲーム大会 BBQ などが開催され、部署を超えたコミュニケーションがなされている。
- 夏の期間に自販機の飲み物が毎日一本もらえる制度
- 社員食堂の価格が安い。定食が 300 円未満
- インフルエンザのワクチンが無料
- 健康ポイント給付
- キャリアアップ制度
- スキルアップのためにさまざまな資格が取れる
※現在の職業「派遣社員」 ※ディップ調べ
副業・Wワーク希望者は5年前に比べ93万人増加
副業・W ワークの希望者は年々増えており、 5 年前と比べ 93 万人増加。
さらに希望者比率を雇用形態別にみると「非正規の職員・従業員」は8.4 %。
副業・Wワーク希望者数(追加就業希望者)の推移
副業・Wワーク希望(追加就業希望)割合
金銭面以外にも経験を積むためのWワーク・副業
Wワーク ・副業をする理由に、貯蓄などの金銭面だけではなく、キャリアの幅を広げる、異なる業界や職種での経験を積むために行っていると回答。
Wワーク・副業の割合
Wワーク・副業をしている理由
特に勤続3年以上は金銭面の理由が多い
勤続期間別に傾向をみると、特に勤続3年以上は「給与が不十分」「貯蓄のため」の理由が多い。
給与の見直し、Wワーク ・副業の受け入れで、経験者を新たな戦力として採用できる可能性あり。
Wワーク・副業をしている理由 ※勤続期間別
※ディップ調べ
ターゲットに合わせて打ち出しを変更することが効果的
今後Wワーク・副業をしたい理由として、どの年代も金銭面が高いものの、キャリアや経験を活かしたい、働きたい時間の余裕があるためという理由も多い。
今後Wワーク・副業をしたい理由 ※年代別
リスキリングへの取り組みが長期就業に影響
リスキリングへの取り組みが長く働く意欲に繋がる割合が約半数。
派遣社員でもリスキリングへの 取り組みに対しての希望・興味あり。
リスキリングの長期就業への影響
※ディップ調べ
リスキリングへの希望、興味
※ディップ調べ
認定資格・試験対策/言語学習への支援が有効
派遣社員は勤続期間によっての希望するスキルに大きな変化はなく、特に 「 認定資格 ・試験対策」「言語学習」に対する希望度合いが高い。
勤続期間1年未満
Q.今、働いている職場にて、新しいスキルの習得や今の能力を磨き直す機会があった場合、どのようなスキルを学びたいですか。あてはまるものをすべて選択してください。(希望しない/興味がないを除く)※ 派遣社員のみ
| 1位 | 認定資格・試験対策(18.2%) |
| 2位 | 言語学習(英語、中国語など)(15.5%) |
| 3位 | プログラミング (例 :Python、Java 、JavaScript など)(15.0%) |
| 3位 | 専門的な研究・研修(15.0%) |
| 5位 | 専門職へのキャリアパスの提供(8.0%) |
勤続3年以上
Q.今、働いている職場にて、新しいスキルの習得や今の能力を磨き直す機会があった場合、どのようなスキルを学びたいですか。あてはまるものをすべて選択してください。(希望しない/興味がないを除く)※ 派遣社員のみ
| 1位 | 言語学習(英語、中国語など)(18.5%) |
| 2位 | 認定資格・試験対策(16.1%) |
| 3位 | 専門的な研究・研修(12.9%) |
| 4位 | プログラミング (例 :Python、Java 、JavaScript など)(12.5%) |
| 5位 | 専門職へのキャリアパスの提供(8.9%) |
リスキリングには時間的な制約へのサポートが必要
新しいスキルの習得の機会に対して「時間的な制約」に関する不安が大きい。
オンラインコースやオンラインコースやE‐learning の利用をはじめとするサポートも検討を。
予想される障壁や困難
希望するサポートやプログラム
※ディップ調べ