「社員やアルバイトの採用を増やしたいけど、何から始めればよいのか分からない」といった悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか?
もちろん、求人媒体に求人を掲載したり、転職エージェントに求人を取り扱ってもらったりと、人材採用の方法は多くあります。
しかしながら、求人媒体やエージェントに採用を依頼する場合はコストがかかってしまいます。それでは、コストをかけずに人材を採用するためにはどのようなことが必要なのでしょうか?
コストをかけずに人材を採用するには、自社で採用サイトを作ることが大切になってきます。
今回は、自社の採用ページを作れるツールとして「Airワーク」の特徴から、設定の仕方、なぜ無料なのか?などを分かりやすくご紹介いたします!
Airワーク採用管理とは
Airワーク採用管理は、一言でいうと「採用ページを無料で作れるツール」です。
indeed(インディード)やdoda(デューダ)などの求人検索エンジンが普及して以降、それらのサイトで自分の希望軸に合った求人を探し出してから、会社ホームページや採用ページで求人の詳細を確認して応募するといった流れが普及し、自社サイトを使った採用活動が活発になっています。
そのような流れの中で、Airワークは無料かつ簡単な操作で自社の採用ページを作ることができるサービスとして提供されています。
リクルートグループが運営しており、サービスの紹介では以下のように説明されています。
『Airワーク 採用管理』は、0円でカンタンに求人募集ができる採用管理サービスです。最短5分で自社の採用ホームページが作成でき、求人を作成してすぐに求人募集が開始できます。応募者との連絡も画面からカンタンに行うことができます。作成した求人はAirワーク 採用管理上だけではなく、世界最大級の求人検索エンジンIndeedにも自動転載されるため、多くの求職者に届けることができます。2018年8月にサービスを開始し、飲食、小売、サービス、介護・福祉、建設、運輸・物流などの幅広い業種で導入が広がっています。
https://www.recruit.co.jp/service/air/16/index.html
Airワークの特徴
ここまでAirワークの概要について紹介してきましたが、具体的に機能面ではどのような特徴があるのでしょうか?
特徴としては以下の4つが挙げられます。
①採用ホームページが簡単な操作かつ無料で作れる
②求人作成から応募者管理まで一貫して無料で利用できる
③Indeedにも掲載できる
④掲載原稿の修正をすぐ反映できる
それぞれの特徴について詳しく解説していきます!
採用ページが無料で作れる
Airワーク採用管理の特徴として1つ目にご紹介するのは、完全無料で採用ページを作成できる点です。
通常、自社で採用ページを作成する場合、他社に依頼する場合には以下のような悩みがあげられます。
Airワーク採用管理で自社の採用ページを制作する場合、デフォルトで用意されている80種類のデザインと50種類の画像から、他社と被ることなく企業のカラーを出すことができます。
選択式でデザインを選ぶことができるように設計されているので、細かい調整などの操作は全く必要ありません。
求人作成から応募者管理まで一貫して無料で利用できる
採用ページを無料で作ることができるだけでなく、求人の作成や、実際に応募者が来た場合の管理まで一貫して無料で使うことができます。
求人の作成は、フォーマットに沿って募集したい職種や勤務地、給料、勤務時間などの項目を埋めていくだけで求人を作ることができるので、自社での集客に自信のない方でも簡単に魅力のある求人を設定することができます。
また、実際に応募者が選考に進む場合は、応募管理画面にて、応募者との日程調整や進捗ステータスを管理することが可能です。
応募者の方とは、応募管理画面のチャットでやりとりをするので、メールでやりとりした際に起きがちな他のメールに埋もれてしまい見逃してしまうことをお互いに防ぐことができます。
「選考途中で応募者との連絡が途絶えてしまった」といったことを減らすことができるでしょう。
さらに、GoogleやYahoo!などの検索エンジンの検索結果に表示させる設定、スマホやタブレットなどへのレスポンシブ対応、セキュリティ対応なども自動で設定されています。
自社で採用ページを作った際に、セキュリティ対策に必要なSSL対応をする場合、お金と手間がかかってしまいがちなので、自動で設定される点はとても助かります。
特に、レスポンシブ対応はスマホやタブレットが普及している中で、ページや求人を見ている方にとって不快感のないデザインをみせるために大切です。
レスポンシブ対応は、最近のgoogleでの検索順位を上げる際にも大切な要素になってきます。
Indeed(インディード)にも求人を掲載できる
Airワークで求人を作成して公開すると、Indeedに無料で掲載することができます。
テレビCMなどでもお馴染みのIndeedですが、世界全体で月間2億5千万人以上の人々がお仕事を探す際に利用しており、採用活動では欠かせないツールとなっています。
Airワークで作る求人は自動でindeedにも対応した設計になっているので、掲載を始めた日からindeedに掲載されて集客することができます。
最近では、indeedだけでなく、「求人ボックス」という今話題の求人検索エンジンへの掲載も対応しています。
掲載された原稿をその場で修正できる
また、一般的に求人広告の媒体に掲載した求人の内容を変更する場合、1、2週間かかってしまいますが、Airワーク採用管理ならスマホやPCからボタン1つで求人の内容や公開・非公開の設定を変更することができます。
必要な時に掲載することができる点も、Airワーク採用管理ならではの魅力でしょう。
簡単な操作で作成・求人掲載から採用管理、求人掲載まで一貫して行うことができ、多様な採用ニーズにも対応できることが魅力です
Airワークの設定手順
ここからはAirワーク登録後の設定の流れを解説していきます!
新規登録を終えて、マイページにログインすることができたら、次に自社の採用ページを作成していきます。
採用ページ作成の際に、登録する情報は大きく分けて以下の5つが挙げられます。
- 会社情報
- 採用ページのデザインテーマ
- 採用ページのメイン画像
- 採用ページのカラー
- 採用ページのロゴ画像
それぞれの項目について、実際の画面とともに詳しくご紹介いたします。
ステップ1で入力する情報には以下のようなものがあげられます。
・法人、個人
・会社名
・会社電話番号
・会社住所
・業種(選択式)
・代表者肩書
・代表者氏名
その後、ステップ2からステップ5にて、メイン画像、デザイン、カラー、ロゴ画像を埋めていきます。
デザインとカラーはいくつかのパターンから選ぶ形なので、サイト制作やwebデザインの経験がない方でも、簡単に設定することができます。
求人の設定
企業情報の登録とページデザインの設定が完了したら、次は採用したい人を集めるための求人ページを作っていきます。
社員の採用だけでなく、アルバイトや業務委託を採用したい場合にも、Airワークで求人を作ることができます。
求人を見た人が応募したいと感じさせるためには、以下の情報を正確かつ詳細に記載しておくこと必要があります。
仕事内容から勤務地や給与、福利厚生などを、
採用ページや求人票以外にも以下のようなページもAirワークでは無料で作ることができます。
・会社紹介
・事業内容
・仕事紹介
・社員インタビュー
・よくある質問への回答
Airワークはなぜ無料?
ここまで採用管理でできることをご紹介してきましたが、どうして無料でサービスを提供しているのでしょうか?
サービスページに記載されているコメントでは、Airワークが無料の理由について、以下のように説明されています。
オウンドの支援を行うことで、多くの採用成功を世の中に生み出したいと考えています。 まだ採用ホームページを持っていないより多くの企業様に届けられるように無料でご提供をさせていただいてます。
https://www.recruit.co.jp/service/air/16/index.html
Airワークは、無料プランと有料プランの2種類に分かれていますが、採用ページ作成や求人作成、応募者管理などの機能は、無料プランでも特に不自由なく使うことができます。
提供側のコメント
Airワークを無料で提供している理由について、
サービスを手掛けているリクルート側は、以下のようにコメントしていました。
リクルートは、「まだ、ここにない、出会い。」をコーポレートメッセージに掲げ、あらゆる場面での「つながり」や「架け橋」の実現を目指しています。
より多くの求職者と企業が出会っていただきたいと考え、Airワーク 採用管理を無料で提供させていただいております。
求職者の行動が変化し、求人メディアの情報だけでなく、企業の採用ホームページの情報も確認してから、仕事を選択するようになってきました。
リクルートの調査で、求人メディアを利用する求職者の8割は、企業ホームページを見ており、そのうちの6割は企業ホームページを見たことにより、見る前より応募意欲が向上しているという結果が出ています。
これからの採用活動において、採用ホームページの存在は必要不可欠なものになっています。
これまでの求人メディアによる採用支援だけでなく、会社の魅力を求職者にアピールし、応募を最大化することのできる、採用ホームページの作成も支援させていただく事で、より多くの採用成功を世の中に生み出したいと考えています。
https://faq.joboplite.jp/hc/ja/articles/360029660971-Air%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%AF-%E6%8E%A1%E7%94%A8%E7%AE%A1%E7%90%86%E3%81%8C%E7%84%A1%E6%96%99%E3%81%AE%E7%90%86%E7%94%B1%E3%82%92%E6%95%99%E3%81%88%E3%81%A6%E3%81%8F%E3%81%A0%E3%81%95%E3%81%84-
まとめると、リクルート側は以下の2点を主な理由に無料で提供しているようです。
- 求職者の8割が採用ページを見ている
- 採用ページの情報次第で、応募意欲に差が生まれている
他サービスについて
これらの理由に加えて、他の採用ページ制作サービスが無料で提供されている点などもあげれられるでしょう。
求人サイトに力を入れることを優先しながらも、求人サイトのみの場合だと、エントリーはしてくれるけど、ESや志望動機が薄かったり、意欲が低かったりすることが多く、自社採用サイトを作っておくことは、自社に合った人を採用するために、とても重要だと思います。
Airワークの他に、採用ページ作成サービスとしては、エンジャパンが手掛けている「engage(エンゲージ)」や、バイトルなどで知られているディップの「採用ページコボット」などがあります。
特に、engageは、無料で使うことのできるかつ、Airワークよりも前にサービスを開始していることから、かなりのシェアをとっています。
そのため、後発のAirワークは、engageに少しでも追いつきたいため、利用ハードルの低い無料からでも使えるようにしているでしょう。
そのようなAirワークですが、機能面ではengageなどの他サービスとどのような違いがあるのでしょうか?
「Airワーク」「engage」「採用係長」「採用ページコボット」の機能をそれぞれ、以下の表にまとめました。
「デザイン」「データ管理」「スカウト」などの項目においてそれぞれの機能を比較していますので、社内で優先したい項目が得意なツールを選びましょう!
採用ページ作成ツール比較表まとめ
– | Airワーク | engage | 採用係長 | コボット |
無料から | ◯ | ◯ | ◯ | × |
デザイン | 80種類 | 10種類 | 6種類 | 独自 |
データ管理 | △ | ◯ | ◯ | ◯ |
メッセージ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
スマホ対応 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
SNS連携 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
スカウト | × | ◯ | × | ◯ |
バナー掲載 | × | ◯ | × | × |
独自ドメイン | × | × | ◯ | × |
自動返信メール | × | × | ◯ | ◯ |
「Airワーク」「engage」「採用係長」「採用ページコボット」各々の特徴と、自社の採用計画や予算を踏まえた上で、どのサービスを利用していくか判断することができる、採用を効率よく進めるためにとても大切です。
【最新版】Airワーク採用管理(エアワーク)の導入方法を解説!無料で簡単に設定できる?無料で採用ページや求人の作成、応募者管理、indeedへの掲載などをできるAirワークですが、求人ページをそのまま反映させるだけではあまり集客力はありません。
実際に、ただAirワークで自社の採用ページを作ったとしても、会社自体が元々有名でない限り、採用ページに直接アクセスがくることはほぼありません。
せっかく時間をかけて作ったページが、応募どころかアクセスすら集まらない状態では、無駄になってしまいます。
そのため、自社の採用ページへの応募を増やそうとすると、求人検索エンジンで興味を持ってくれた人が自社の採用ページまで訪れることが大切です。
採用ページに流入を増やして、応募まで集めるためにやっておくべきこととして、以下の3つが挙げられます。
- コーポレートサイトにリンクを貼る
- SNSにリンクを貼る
- 定期的に求人の内容を更新する
それぞれの方法について、順に解説していきます。
コーポレートサイトにリンクを貼る
自社のコーポレートサイトにAirワークで作った採用ページのリンクを貼っておく方法です。
求職者の方で、気になった企業のコーポレートサイトで、事業内容や最新の情報を探すケースがあります。
その際に、採用ページのリンクを貼っておくと、求職者の方にとっても、採用の条件面や企業に関する情報にアクセスすることができ、スムーズに応募までの導線を貼ることができます。
SNSにリンクを貼る
自社のSNSにリンクを貼り、そこから採用ページへとアクセスを促す方法です。
10代や20代の求職者の場合、気になっている企業のSNSをチェックする可能性は高いでしょう。
そのため、新卒やアルバイト募集などの比較的若い世代を採用したい場合、この方法は効果的でしょう。
SNSの中でも、FacebookやTwitterは、最近社会人の方でもビジネス向けにやっていることが多いため、採用ページのリンクを貼った上で、積極的に運用すると効果的でしょう。
その他にも、LinkdInやWantedlyなど企業の採用を目的としたSNSも普及しているため、SNSをうまく活用することで採用ページからの応募を増やせるかもせません。
定期的に求人を更新する
求人の条件や募集状況が変わった場合などに、採用ページの求人内容もタイムリーに更新することは、もちろん大切です。
例えば、採用数を達成でき、募集は終了しているにもかかわらず、求人に反映し忘れていて、求職者の方から応募が来てしまうことなどが、求人を更新していない場合起きかねません。
そのようなミス以外にも、求人を定期的に更新することは、Indeedなどの求人検索エンジンで上位表示されるためにも大切です。
基本的に、Indeedなどの求人検索エンジンでは、更新日時や作成日時が最近の求人を検索上位に表示する傾向があるため、まめな更新が応募、そして採用につながることがあります。
以上のように、自社採用ページからの応募を増やすためには、まず求人サイトに掲載する求人の最適化に力を入れる必要があります。