Indeed(インディード)のからくりとは?求人掲載や検索エンジンの仕組みを解説!

「良い人材を採用したいけれど、あまり多くの予算をかけることができない」

「indeedを使ってみたいけれど、どの様な仕組みか分からない」


などといった悩みを抱えている採用担当の方は多いのではないでしょうか?


Indeedは、無料で使うことができる分、他の企業との競争率も高いサービスですが、Indeedのからくり、仕組みを理解することで、より効率的に採用活動を進めることができます。


この記事では、Indeedに関して、求人掲載や検索エンジンのからくりや仕組みから、実際にIndeedでの採用事例までご紹介していきます。

Indeedの仕組み・からくり

Indeedの基本的な仕組みについて解説します。


掲載する際に効果を高めるためには、基礎的な情報を押さえておくことが大切です。

Indeedとは

Indeedとは、世の中の求人サイトや企業の採用情報など、”求人情報だけ”を集約した求人特化型の検索エンジンのことです。

実際にサービスサイトでは以下のように説明されています。

Indeed は世界No. 1 の求人検索エンジン1として、毎月 2.5億 人以上のユニークビジター を記録しています。求職者を第一に考える Indeed は、求人の検索、履歴書の登録、企業研究の機能を無料で提供しており、日々、数百万人の求職者が新しい仕事を見つけるサポートをしています。

https://jp.indeed.com/about


ちなみに、ユニークビジターとは、サイトに訪れた人の数のことで、サービスを展開している60以上の国から、毎月indeedのページにアクセスした人の数が2.5億人以上ということになります。

日本国内においても、2009年のサービス開始以降、現在月に1000万人以上のユーザーがいる利用しているといわれており、国内最大級の求人検索エンジンといえます。


また、株式会社リクルートが主要株主で親会社でもあることから、採用管理ツールのAirワークなど、リクルートが提供しているサービスとも連携することができます。



Indeedの求人掲載の仕組み

人々の繋がり

一般的な求人検索サイトでは、そのサイトに掲載している企業の求人情報しか、求職者の方は閲覧できません。


一方で、Indeedでは他の求人サイトや、企業の採用サイトの情報をIndeedの検索からワンクリックで閲覧できます。

どうしてIndeedでは、膨大な情報をワンクリックで調べることができるのでしょうか?

企業の採用ページから情報を取得

Indeedは、クローラーと呼ばれるロボットが各企業の採用ページを巡回させているため、Indeedに登録していない企業の求人も表示されています。

このクローラーが常にインターネット上の求人情報を検索しているため、

Indeedに掲載されている求人以外の求人検索サイトや新聞や雑誌、企業の採用サイトなどをIndeed上で検索して見ることができます。

また、そのまま同じ求人情報が掲載され続けるわけではなく、定期的にクローラーが巡回している仕組み、からくりとなっており、

自社の採用ページの求人情報を変更した際でも、やがてIndeed上の求人でも同じ変更が反映されます。

Indeedの求人はGoogleやYahoo検索での表示

Indeedは世界規模で利用されているため、サイト自体の信頼度が高いサービスです。

GoogleやYahooの検索エンジンにとっても、「良質なサイト」といった評価がされやすくなっています。

普段、求人を検索する際にも、Indeedに掲載されている求人が検索結果に上位表示されるのも、Indeedのサイトとしての信頼度が影響しています。



Indeedの検索エンジンの仕組み

jobsearch

Indeedは、求職者の方が、求めている求人を的確に表示する仕組み・からくりが多く備わっている求人検索エンジンです。

そのため、求職者の方にとっては、自分に合った仕事に絞って探すことができ、求人を掲載している企業にとっても、企業へのマッチ度が高い求職者の方から応募を期待することができます。

求職者の位置情報から求人を選定

Indeedは、ChromeやSafariなどの検索エンジンを利用している人の、現在地を取得しています。

取得した位置情報をもとに、サイトにおとづれた人、つまり求職者の方が、住んでいる場所に近い求人情報をピンポイントで表示することができるのです。

実際に、検索エンジンで、職種や業界などと検索すると、Googleの検索結果として、現在地から近い求人がいくつか表示されると思います。

位置情報から絞って求人を表示することで、他の求人媒体では、応募を集めることが難しい地方の企業の場合においても、その地域にいる求職者にピンポイントに表示させることができます。

また、現在地から求人を表示する機能が、仕事探している求職者にとっても働きやすい勤務地の求人情報をチェックできる仕組み、からくりになっています。

過去の検索履歴から求人を選定

Indeedでは、サイトにアクセスした方がこれまでに検索してきた求人情報もデータとして保存されています。

そのため、保存された検索履歴をもとに、求職者の方が、興味関心のある職種や業界、勤務地の求人情報を優先的に表示することができるのです。

職種と勤務地から絞る検索の仕組み

Indeedでは、求職者の情報によって、選定された求人が表示されるだけでなく、一般的な求人媒体と同様に、勤務地や職種、その他条件から求人を検索することができます。

「勤務地名 職種名」などといったように、検索結果と自社の求人情報と近い場合、Indeedはその求職者に積極的にその求人情報を表示します。

検索条件に加えて、自動的にターゲットを絞れるようなシステムとなっているため、求職者の情報に合わせた検索結果が表示されることになります。

一般的な求人媒体では、求職者の方が検索条件を選び、ヒットした求人の一覧から応募を選ぶといったパターンしかないことが多く、予算を多く使っていて上位表示されている企業や、また職種や勤務地が人気の企業にアクセスが集中してしまいがちです。

一方で、Indeedでは、検索から求人を選ぶパターンに加えて、求職者の情報に合わせて求人を表示することができるため、勤務地が地方で、あまり予算を多くかけることができない企業にとっても、十分に応募を期待することができます。


Indeedの無料掲載の特徴

jobsearch

Indeedに求人情報を掲載する方法としては、無料掲載と有料掲載の2つのパターンがあります。

無料掲載と有料掲載のメリットとデメリットをそれぞれ順番に解説します。

通常求人サイトに掲載を依頼する場合、お金がかかりますが、Indeedでは掲載から採用までを一貫して、無料で行うことができます。

Indeedへ無料で掲載する方法にはどのようなものがあるのでしょうか?

無料掲載する方法には、Indeedで直接投稿する場合とそれぞれみていきましょう。

Indeedに直接投稿する場合

Indeedのトップページからアカウントを新規登録し、会社情報や勤務地、仕事内容などの情報を入力することで求人を掲載することができます。

自社採用サイトをクローリングしてもらう場合

自社の採用サイトを、Indeedにクローリングしてもらうことで、Indeed検索エンジンの検索結果に求人情報が表示されるようになります。

Indeedのクローラーが採用サイトの求人情報を収集するまで、1時間から1日以上時間がかかります。

Indeedにクローリングされるための条件としては、以下の3つを記載しておく必要があります。

・業務内容

・応募方法

・各求人情報のURL

Indeed無料掲載のメリット

Indeedで無料掲載をする場合の、メリットとしては以下の2つがあげられます。

・最短1日から掲載することができる
・自社の採用ページとして活用できる

それぞれ順番に解説していきます。

最短1日から掲載することができる

Indeedでは、アカウントを登録してから最短1日で求人を掲載することができ、緊急で人材を採用したいときでも対応することができます。

人材の募集から応募、採用まで一貫して無料で行える上に、最短1日で求人を掲載できるIndeedならではのメリットといえるでしょう。

自社の採用ページとして活用できる

また、自社で採用サイトを持っていない場合や、デザインに力を入れていない場合でも、Indeedで求人を掲載しておけば、自社の採用サイトの代わりとしても使うことができます。

Indeedの無料掲載でのデメリット

無料で掲載から応募まで行うことができるIndeedですが、無料掲載の場合、以下のデメリットがあげられます。

・無料掲載だと見てもらえない可能性が高い
・社員で運用する必要がある

それぞれ順に解説します。

無料掲載だと見てもらえない可能性が高い

前述のように、Indeedでは、膨大な量の求人情報がまとめられているため、求人を上位表示することはとても大変です。

無料掲載の場合、有料掲載と異なり、使える機能が制限されていたり、検索結果の順位で上位に表示することが難しいため、応募を増やすといった観点では無料掲載では限界があります。

無料掲載の場合でも、掲載した直後は上位に表示されますが、掲載してからある程度時間が経つと次第に掲載順位も低くなってしまいます。

社員で運用する必要がある

無料掲載の場合、Indeedの広告代理店の利用はできないため、自社の社員で求人の運用をしていかなければいけません。

そのため、既に他の採用活動で手一杯の場合、運用して効果を上げていくのは大変です。


しかしながら、費用をかける前にIndeedの仕組みや使用感を確認するのに、無料掲載は最適な方法といえるでしょう。

Indeedの有料掲載とは

人々の繋がり

有料プランとは、「スポンサー求人」というオプション機能を活用することを指します。

公式サイトでは、有料プランについて以下のような紹介されています。

Indeed上での検索結果画面の中で、自社の求人情報が表示されやすくなるもので、設定した予算に応じてその期間が変わります。
よりスピーディーに採用する必要があるときなどに活用することで、素早く人材の採用につながる可能性があります。料金については、「クリック課金型」といわれる、求職者に閲覧(クリック)された場合のみ料金が発生する仕組みになっています。

https://jp.indeed.com/%E6%B1%82%E4%BA%BA%E5%BA%83%E5%91%8A/c/info/indeeds-pricing



Indeedなら、無料掲載から、採用の目標や予算に応じて使うことができますが、有料プランでは担当者からのサポートも受けられます。

有料プランでは、クリック数や応募数などの職種別の傾向や相場などもアドバイスももらえるので、効率的な採用活動に結びつけやすいでしょう。

Indeedの無料掲載と有料掲載の違い

Indeedで有料掲載と無料掲載の違いとしては、以下の2つが挙げられます。


・検索からの流入
・管理画面の利用



それぞれ順番に解説していきます。

検索からの流入

有料掲載は無料掲載と比べて検索されたときの画面に表示されやすくなり、求職者の目に留まりやすく、無料掲載よりも長い期間表示される仕組みです。

長い期間求人情報が表示されることで求職者によりアピールすることができ、求人広告のクリック率が無料掲載より1~2%改善することもあります。

管理画面の利用

有料掲載すると管理画面を利用することができますが、無料の場合は管理画面を使うことができません。

管理画面とは、求人広告を運用するために必要な情報が載っており、求人情報の表示回数やクリック数・クリック率・応募数などを確認できる機能です。

クリック単価や予算設定なども行うことができ、計画的に求人広告を運用することができるため、採用業務の千楽を立てるには不可欠なツールです。


Indeedでの採用事例

Indeed採用例

実際に、地方の企業で応募を集めることができ、目標の採用につなげることができた例をいくつかご紹介します。

ケース1埼玉県入間郡のホテル

求人情報:駅から徒歩1時間といった立地。

採用状況:他求人媒体では応募が4週掲載して2名ほどだった。

Indeed利用後:一般的な応募単価が4万円ぐらいだったindeedで、5000円で1応募獲得することができた。

結果:応募率は悪かったものの5万円で10名応募を集めることができ、3名採用することができた。

ケース2 東京都渋谷区の飲食店

求人情報:席数30席の都内飲食店

採用状況:求人予算はほぼなく、他媒体は高すぎて掲載できなかった。

Indeed利用後:最初は無料プランで3ヶ月からスタートし、4名の応募を集めることができたが、採用はできず。

結果:応募実績があったため、有料プランに変更。3万円で5名の応募が集まり、当初目標の1名採用することができた。


最後に

この記事では、Indeedの仕組みから、無料掲載する方法、メリット、デメリット、有料掲載との違いを解説してきましたがいかがだったでしょうか?


膨大な企業の求人が掲載されているIndeedですが、その分利用者の数も多く、一度コツを掴むことができれば他の求人媒体よりも効率的に採用活動を進めることができるでしょう。

当サイトを運営している株式会社オリジナルプランでは、採用サイトの制作、求人広告のコンサルティングのご依頼を受けております。

新卒・中途採用関係なく、自社での採用に少しでも興味のある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。