※本資料はディップ株式会社独自調査による結果をまとめたものであり、掲載されている内容について充分に注意を払っておりますが、真実性、合法性、安全性、最新性等について保証するものではありません。当該記事の閲覧に起因する損害につき、当社は一切の責任を負いかねます。
アルバイト・パートの雇用において安定して働き続けることができる年代や属性、そしてその理由についてアンケート調査を実施し、その結果をまとめました。貴社の人材マネジメントにお役立てください。
シフトの融通性が長期勤務につながる
40歳以上の65%以上が7年以上働いた経験があるという結果になりました。シフトが希望通りになることや、やりがいがあることが働きやすい環境を作り、長期間の勤務を促進しています。
1番長く続いた/続いている就業先の勤務期間
長く続いた理由TOP3(全体)※複数回答
- シフトや休みが希望通 りになる・頻度が適当(35.4%)
- 仕事自体にやりがいや楽しさがある(27.3%)
- 上司・同僚などとの人間関係が良好雰囲気が自分に合っている(27.0%)
■その他の声
「給与や報酬が仕事内容とバランスがいいと長く続けられるわ。」(60代・女性)
「働く場所やオフィス環境が良いことも重要な要素です。」(30代・男性)
※ディップ調べ:Q.1 番長く続いた/続いている就業先の勤務期間を教えてください。 n=2,636
フリーターの7割、主婦(夫)の9割が3年以上勤務
フリーターの約7割と主婦(夫)の約9割がアルバイト・パートを 3 年以上続けており、また大学生においても約半数が1年以上続けています。
1番長く続いた/続いている就業先の勤務期間
長く続く傾向にある属性
フリーターの方
フリーターとして働く方は多くの場合、複数の仕事や学業、家庭の事情などとのバランスを取って生活しています。 シフトが希望通りに組めると、自分のライフスタイルに合わせて働くことができ、ストレスや不便さを感じにくく長く働く傾向にあると考えられます。
主婦(夫)の方
主婦(夫)は家庭や子育て、家事など多くの責任を担っています。 家庭とのバランスが取りやすいシフトを組むことで、無理なく働くことができます。
また主婦(夫)としての役割に加えて、仕事を通じて自己実現や成長を感じられると、仕事に対する満足感が高まるので定着率があがると考えられます。
60代以上は短期間で辞めにくい
全体の5人に2人が3か月以内に辞めた経験があり、人間関係や仕事内容のミスマッチが要因であると考えられます。それに対して、60代以上は短期間で辞めにくいこともわかりました。
1番短い就業先の勤務期間
すぐに辞めてしまった理由TOP3(全体)※複数回答
- 上司・同僚などとの人間関係が悪く、雰囲気が自分に合わない(31.6%)
- 仕事自体にやりがいや楽しさがない(21.7%)
- 働く場所やオフィス環境が悪い(18.4%)
※その他、特にないの回答を除く
60代以上がねらい目?
全体で40%が3か月以内に辞めた経験があることに対して、60代以上は 25% と、短い期間だけ働いたことがある方の方が少ない結果に。 年齢制限をせず採用活動をすることで早期離職を防げる可能性があります。
※ディップ調べ:Q. 1 番短い就業先の勤務期間を教えてください。 n=2,636
長く働く傾向にある“子育て中の主婦(夫)”
全体の約4割が3か月以内に辞めたことがある一方で、主婦 夫 は短期間で辞めた人が少なく、特に子育て中の方の約7割は7年以上続けています。これは子どもがいない方の約2倍にあたります。
1番短い就業先の勤務期間
7年以上続けたことがある割合
子育て中の主婦(筆者)より一言
小さな子どもを育てながらだと、仕事探しをするのも一苦労。 今の環境をなるべく変えたくないので、職場の雰囲気が良く、シフトも無理のない範囲で働き続けられるのであれば辞める理由はありません。