求職者から聞いた求人原稿へのぶっちゃけ話

はじめに

“売り手市場”と呼ばれる求人市場だからこそより求職者に刺さる原稿が作成できないと、応募になかなか繋がらない状況にあります。
その中で「こういう原稿は、本当なのかがわからなくて不安を感じる」と求職者から聞いたワードをピックアップし、応募への可能性を高める原稿の書き方を本資料にまとめました。
貴社の採用活動にお役立ていただけましたら幸いです。

「アットホーム」「和気あいあい」「仲良し」

エピソードがあってこその“アットホームさ”

今や多くの原稿で使われている「アットホーム」「和気あいあい」「仲良し」は、
裏付けとして写真・動画や店長/スタッフの言葉で、雰囲気が想像しやすいように記載することが大切。

(ディップが実施したユーザーインタビューの内容から一部抜粋)

「あらゆる求人で多用よくみる「アットホームな職場」は文字だけではなく、写真のほうが信憑性が高いと思う。」

「基本アットホームとか優しい人ばかりです!みたいなのは信用できないけど、実際の店長さんの言葉や、雰囲気が想像しやすい言葉が多い求人だったので、信用できるかもと思って応募。」

「「アットホームな職場」「仲が良い」など書いてあるお仕事が多いが、以前そういったことが記載してあった職場でアルバイト同士で仲が悪かったところがあるから、アットホームという言葉で済ませると嘘っぽい。」

「未経験OK」「研修充実」「初心者歓迎」

“私でも大丈夫かも”を思わせられるかがカギ

詳細のない「未経験OK」「初心者歓迎」「研修充実」は不安が募るだけ。
研修の流れ、フォロー体制をきちんと記載し、未経験でも働き始められることを伝えましょう!

(ディップが実施したユーザーインタビューの内容から一部抜粋)

「まったくの未経験だったので、無資格未経験でも本当に採用してもらえるのか?また教えてもらえるのか?という不安が一番大きかった。」

「不安だったことは「研修充実」と書いてあるが本当なのか?は疑ってみていた。
研修制度について詳しく記載されていた点から「ここなら未経験でも大丈夫」と思って応募した。」

「未経験や初心者歓迎を謳っているだけは不安になる。
なぜ大丈夫なのか、研修等の流れを原稿に細かく記載してほしかった。」

「シフトの融通利きます」

ターゲットにあう勤務例から働くイメージを

シフト例=どんな働き方ができるか、シフト提出方法=予定の組みやすさ など
実際に働いたときのイメージが湧く内容があることでミスマッチなく採用に繋げることができます。

(ディップが実施したユーザーインタビューの内容から一部抜粋)

「実際シフト融通がきくと記載があっても、どのくらいきくのか職場によって違うので気になる。
同じような働き方をしている人はいるか、とか。」

「シフト融通と記載してある企業がほとんどだが融通は利いても雰囲気で取りづらいなどもあるのでシフトの取りやすさは不安に感じていた。」

希望シフト通り入れるかどうかが心配だった
以前の職場では申告した通りに休暇が取れなかったので、、、」

「残業無し」

平均残業時間やエピソードのセットがマスト

「残業なし」の記載も本当に残業なく決まった時間で帰ることができるのかは求職者も半信半疑。
退勤時のスタッフの雰囲気や繁忙期時期の残業のリアルを記載することで説得力が増します。

(ディップが実施したユーザーインタビューの内容から一部抜粋)

「前の職場は残業なしと言われていたが毎日のように残業していた。
だからこそリアルな数値がないと不安。」

残業時間は週単位だと、どのくらいなのか
残業なしだけだけじゃなくて、伸びることはあるのか、その時はどれくらいかを書いてほしい。」

「原稿通り、本当に残業がなくてびっくり。
無いとは言っても残らなきゃいけないんだろうなと思ってたけど、先輩から声かけてくれ、帰りやすい雰囲気だからここ求人に書けばいいのにと思った。」

相場よりも給与が高い場合

経験やスキル踏まえての給与であることを訴求

他社との差別化になる給与UPもただ高時給であることしか記載されていないと不安が残る原稿に。
経験・資格、スキルを踏まえての待遇であることをセットで訴求しましょう。

(ディップが実施したユーザーインタビューの内容から一部抜粋)

「同業他社と比較して給与が良いのは逆に少し不安になった。
(求人の内容以上の勤務時間?残業が多いのでは?⁾」

「給与が高すぎると、時給が高い分不安、難しい?とか自分にできるのか?を考えて応募できなかった。」

「元々働いていたお店で高時給で働けると思ったら経験が足りなくて、違う時給。残念だった。最初から書いておいてほしかった。」

ある経験・資格が必要な場合

求職者が自ら判断できる軸を具体的に分解

ただ●●の経験がある方、PC業務ができる方、と一括りにするのではなく、どのツールで、
どれくらいまで、必須で何をすることができればいいのかを具体的に記載することがポイント。

(ディップが実施したユーザーインタビューの内容から一部抜粋)

「PCが使えればOKというのも、Excelの関数が使えれば良いのか、文字入力ができるだけで良いのかどのレベルかを詳しく記載してくれるとありがたい。」

「経験があったものの、これを経験としていいのか、自分ができる範囲と求められている能力が合っているかが分からなかった。」

「時給よりも自分の力がどれだけ生かせる環境なのかを仕事探しでは大切にしている。
詳しく書いてくれないとその判断もできない。」

複数媒体掲載している場合

会社の顔となる求人原稿は差異・誤字に注意

複数媒体(自社HPの採用ページも含む)を利用し募集を行っているときは、
各原稿で内容に差異がないよう勤務条件部分は特に確認をしましょう!

(ディップが実施したユーザーインタビューの内容から一部抜粋)

「サイトによって、給与やお休みが違う企業が多く、差があると、どちらが正しいのかわからなかった。
数字が違うと、大きく不安を感じた。」

「「誤字/脱字」「微妙な表現」の企業は適当な会社だと思い、全て見るのをやめていた。」

(番外編)特徴フラグ設定効果

原稿で表現できる設定は最大限の活用を

原稿内容だけではなく、写真・動画や絞り込み検索で使われているフラグ等の設定も重要。
バイトルならお仕事の特徴フラグを最大限に活用している原稿の方が応募効率が高い傾向にあります。

(ディップが実施したユーザーインタビューの内容から一部抜粋)

フラグで自分好みの条件で絞りに絞ってから(時給・最寄り駅・高校生向けフラグ・勤務日数など)、動画や写真も見て、働きやすそうと感じて応募。」

「色々なお仕事があるからこそ、自分が納得するまでフラグで絞ればいい案件に出会える気がしています。」

「初めてのアルバイトだったので、エリアや職種だけで検索するのではなく、”未経験歓迎”、”週1日~OK”のフラグも条件に加え、検索する際に絞り込んでました。」

※ バイトルのお仕事の特徴フラグは、35個まで選択可能です。
※ 全国、2023年1月~12月データで算出
※ 応募倍率指数:特徴フラグ19個以下設定案件 の応募倍率を100としたときの指数表示
※ 「dip」「バイトル」はディップ株式会社の登録商標です。

※本原稿はディップ株式会社独自調査による結果をまとめたものになります

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