engage(エンゲージ)のメリット・デメリットを紹介!他の採用管理ツールとの違いとは?

エンゲージのロゴ

この記事の要約

・この記事では、engageの評判・口コミを紹介しています!

・engageのメリット

  • 採用ページを無料で作れる
  • 求人作成から応募者管理まで一貫して無料で使える
  • スカウトメールを無料で送れる
  • 求人検索エンジンに掲載される
  • アニメーションGIFを設定できる
  • 動画面接機能を使える
  • 適性検査ができる
  • 退職リスクを可視化できる

・engageのデメリット

  • 独自ドメインは使えない
  • デザインがテンプレートからしか選べない
  • アクセスを集めるのが難しい
  • 社内で管理する必要がある
  • 総合的な採用管理システムではない


・結論:良い点と悪い点の両方を理解した上で、利用を検討した方が良い!

「engageで採用ページを作ってみたけど、どんな機能があるのか分からない」

または、

「自社で採用ページを作りたいけど、engageと他のサービスがどう違うのか分からない」

などと感じている採用担当者の方は多いのではないでしょうか?


そもそもengageとは、エンジャパンが提供している「無料で利用できる採用ページ作成・管理ツール」で、テレビCMなどでも馴染みのある方も多いかもしれません。

engageの他に採用ページ作成サービスとしては、リクルートの「Airワーク(エアワーク)」や、ネットオンの「採用係長」、ディップの「採用ページコボット」などがあります。


その中でも、engageは、他のサービスと比べてリリースが早く、「採用ページ作成サービスといえばengage」という印象をお持ちの方も多いのではないでしょうか。


今回は、engageの概要から、メリット、デメリット、airワークなど他サービスとの違い、採用の実例までをご紹介いたします!

engageのおさらい

前述の通り、engageワーク採用管理とは、「採用ページを無料かつ簡単に作ることのできるツール」のことで、サービスの紹介では以下のように説明されています。

engage(エンゲージ)とは、
洗練された自社採用ホームページが簡単に作成できる
採用支援サービスです。

求人掲載もスカウトもすべて無料。
エン・ジャパンの採用ノウハウを活かした
デザインテンプレートを多数用意しておりますので、
写真やテキストを準備するだけで、簡単に、
貴社らしい自社採用ホームページを作成可能です。

その他にも、作成、公開した採用ホームページは、
求人専門の検索エンジン(indeed等)に自動掲載されます。

また、スマートフォンでの閲覧にも完全対応。
スマートフォンも最適化したデザインを表示します。

https://partners.en-japan.com/qanda/desc_817


実際に、求職者の9割近くが転職先を選ぶ際に企業のホームページを確認、7割以上が採用ホームページを閲覧しているといった調査結果もあります。

求職者側からしても、求人媒体や求人検索エンジンに乗っている情報よりも、より最新で具体的な情報を探したいと思った際に、採用ページを最適でしょう!

そのため、自社の採用ページから最新の求人情報や、企業のことがよりリアルに伝わる情報を発信することは、求職者とのミスマッチを未然に防ぐためにもとても大切でしょう!

出典:人事のミカタ「ソーシャル&スマホ時代の採用広報術」

engageのメリットとは

機能面の特徴としては以下のような点が挙げられます。

  • 採用ページを無料で作れる
  • 求人作成から応募者管理まで一貫して無料で使える
  • スカウトメールを無料で送れる
  • 求人検索エンジンに掲載される
  • アニメーションGIFを設定できる
  • 動画面接機能を使える
  • 適性検査ができる
  • 退職リスクを可視化できる


採用ページが無料で作ることができる

engageでは、完全無料採用ページを作成できます。

自社で採用ページを作成する場合、基本的にコーディングやサーバー関連などを社内でweb周りのことをこなす必要が出てきます。

また外注で制作を依頼する場合にも、予想よりも予算や時間がかかってしまうことが多く、かなりの余裕がないと厳しいでしょう。

実際に、採用情報を発信する際に課題として、46%が業者にHP制作を依頼するための「コスト」がかかることをあげ、25%が制作依頼した場合、「時間」がかかってしまう点を挙げています。

出典:人事のミカタ「ソーシャル&スマホ時代の採用広報術」

engageは、そのような企業をターゲットに作られているため、無料かつシンプルな操作で、自社の採用ページを作ることができます。

デフォルトで用意されているテンプレートからデザインを選ぶことができるように設計されているので、細かい調整などの操作がほとんど必要ないため、web周りの知識がない方でも安心して利用することができる点は魅力と言えるでしょう!

求人作成から応募者管理まで一貫して無料で利用できる

採用ページだけでなく、求人の作成・更新、応募があった場合の求職者対応や進捗管理まで一貫して無料で行うことができます。

求人の作成は、採用ページと同様に、フォーマットに沿って募集したい職種や勤務地、給料、勤務時間などの項目を埋めていくだけで求人を作ることができ

応募者が選考に進む場合は、応募管理画面にて、応募者との日程調整や進捗ステータスを管理することが可能です。

応募者の方とは、応募管理画面のチャットでやりとりをするので、メールでやりとりした際に起きがちな他のメールに埋もれてしまい見逃してしまうことをお互いに防ぎやすく、

「選考途中で応募者との連絡が途絶えてしまった」といったことを減らすことができるでしょう!

スカウトメールを無料で送れる

engageでは、エンジャパンが提供しているサービスのため、同社が運営する転職サイト「エン転職」の会員に対して、ダイレクトメールといった形で、直接スカウトメールを送ることができます。

無料プランの場合、スカウト数に制限がありますが、900万人近くいる会員の中から、採用ターゲットに合った人材を直接アプローチできる点はとても魅力でしょう!

求人検索エンジンに掲載される

自社で運営している社員・バイト求人サイトの『エンゲージ』に加えて、『Indeed』や『Googleしごと検索』、『スタンバイ』、『求人ボックス』、『LINEキャリア』などの求人メディアや求人検索エンジンへも求人を掲載することができます。

engageで求人を作成するだけで、これらの求人サービスに自動で一括掲載することができるため、求人の情報を更新などする際に、サイトごとに変えていく手間が減る点は便利と言えるでしょう!

また、TwitterやFacebookなどのSNSとも簡単に連携することができ、

engageの管理画面から、連携したいサービスを選択し、アカウントのURLを入力すルだけで、自社SNSへリンクするアイコンが求人ページ内に表示させることができます。

アニメーションGIFを設定できる

engageで作った採用ページでは、ヘッダーやフッター部分などにアニメーションを挿入することができます。

特にヘッダーは、サイトにアクセスをした利用者が一番最初に目がつくポイントなので、動きがあった方がより魅力的な企業と感じてもらいやすくなります。

その他の採用ページ作成ツールで、アニメーションGIFをヘッダーに設定できるものは現時点でないため、少しでもアニメーションを入れたい場合はengageを検討してみるのも良いでしょう。

以下は実際にアニメーションGIFを設定してみた採用ページです。

https://en-gage.net/original-plan/

動画面接機能を使える

エンジャパンが提供している動画面接の「ビデオインタビュー」を、engageからでも使うことができます!

「ビデオインタビュー」では、応募者の方に動画を録画してもらい、それを提出する形のため、企業側も応募者側も一次面接の工数を減らすことができます。

基本的な機能に加えてができることに加えて、応募者に質問したいことを動画やテキストで登録できたり、スマホで確認できたり、応募者の方へ動画面接を一斉に依頼したりできます。

また、パネル形式で解答動画を見れるため応募者が多い場合でも時間がかかってしまうことを少しでも和らげてくれます。

無料プランの場合、有料プランと比べて回数は限られてしまいますが、一般的な録画サービスには無い採用に役立つ機能が多く付いる印象です。

オンライン適性検査ができる

動画面接の他にも、候補者に対してオンラインで適正テストを行うことができる「タレントアナリティクス」も使うことができます。

月に3名まで無料で、4人目以降は1人3,500円程で利用する形になります。

この「タレントアナリティクス」では、30分ほどのテストで、書類や面接だけでは見抜きづらい性格や価値観、知的能力を数値化してみることができます。

実際に115万人以上の受検データをもとに開発されているそうで、採用時だけでなく採用後に応募者の能力を引き出すためにも役立ちそうです。

退職リスクを可視化できる

エン・ジャパンが提供している退職リスク可視化ツールの「HR OnBoard」も、前述のサービスと同様に毎月3名まで使うことができます。

「HR OnBoard」では、採用した人に毎月アンケートを配信することで、入社後の離職リスクなどを「晴れ」「曇り」「雨」の天気マークで確認できます。

このサービスには、エンジャパンが、約6万社の採用支援を通じて独自に開発した「GRC分析」と呼ばれる手法が使われているそうです。

ちなみに、「GRC分析」では、アンケートなどから社員が抱いている「ギャップ/Gap」「関係性/Relation」「業務量/Capacity」を可視化し、退職リスクを導き出しているそうです。

また、アンケートからデータを出すだけではなく、表示された結果によって、行うべきフォローアクションが表示されるため、実践的に役立ちそうです。


最後3つにご紹介したサービスは、無料で利用できる件数に上限がありますが、engageと相性が良く、他の採用ページ作成ツールにはない強みとも言えるでしょう!

engageのデメリット

engageのデメリットとしては、以下のような点が挙げられます。

  • 独自ドメインは使えない
  • デザインがテンプレートからしか選べない
  • アクセスを集めるのが難しい
  • 社内で管理する必要がある
  • 総合的な採用管理システムではない

独自ドメインは使えない

engageで作成した採用ページでは、独自ドメインを使うことはできません。

無料プラン、有料プラン関係なく、「.engage.net」のドメインを使用することになります。

そのため、初めは独自ドメイン以外でも良かったとしても、後から独自ドメインでやりたいという場合は、engageで作った採用ページとは別に一から作成するしか方法がなくなります。

また、有料プランの場合でも、engageのロゴが右上に出てしまいます。

デザインがテンプレートからしか選べない

自社のオリジナリティを活かした採用サイトを作ることができないということです。engageの採用サイトは、お気に入りのテンプレートを選択して、写真やテキストを入れるだけでサイトが完成します。

初心者でも簡単に作成できることはメリットですが、その反面で自社のオリジナリティを発揮した採用サイトを作ることには向いていません。

メリットのところでもご紹介したように、engageで採用ページを作る場合は、あらかじめ用意されているデザインテンプレートから選ぶ仕様となっています。

デザインを一から決めたり、コードを書いたりする必要がなく、手軽に採用ページを作れる点はとても便利です。

一方で、他の企業と差別化した採用ページを作りたい場合や、動画を載せるなどの機能を付け加えたい場合、engageでは難しいです。

アクセスを集めるのが難しい

メリットの箇所でお伝えした通り、engageで作成した求人は、Indeedなどの求人検索エンジンに対応しているため、他サイト経由でアクセスを集めることが期待できます。

しかしながら、いくらIndeedの載るとはいえ、engageの無料プランの場合、無料掲載扱いになってしまいます。

そのため、有料枠で掲載されているIndeedの求人より上に表示されづらく、「せっかく求人を作成したのに、あまり効果が出ない」となってしまう可能性があります。

短期的に人材を採用したい場合には、engageなどの採用ページ作成ツールから導入するよりも、求人媒体などの他の手段を使った方が効果的かもしれません。

とはいっても、求人に出している職種がそもそも人気職種の場合、待遇など良い場合などは、無料枠での掲載でもIndeed経由での応募を期待することができます。

そのほかにも、地方は、Indeedでの求人数が都市部と比べて少ないため、無料掲載の場合でも、応募がきやすい傾向にあります。

社内で管理する必要がある

1からコードで作った場合や、wordpressなどのローコードツールで作った場合と比べると、使いやすいengageですが、
採用ページや求人の内容を自社で管理する必要があります。


募集状況に併せて求人を定期的に更新する必要があり、採用担当者にとってやらなければいけない業務を増やしてしまいます。

求人を定期的に更新しておかないと、Indeedでの検索順位も下がってしまうため、効果がみられなくなってしまうかもしれません。

総合的な採用管理システムではない

engageは、無料で使える豊富な機能がありますが、有料のサービスや採用管理特価のサービスなどと比較すると、少し使い勝手で劣ってしまいます。

総合的な採用管理システムではありません。そもそも採用管理システムとは、採用に関する一連の流れを一元化して管理することが目的です。

しかしengageは、長期採用計画や採用基準の作成などには対応していません。採用活動のサイクルを作りたい企業には不向きだといえるでしょう。

engageのメリット・デメリットまとめ

これまでご紹介してきたengageのメリットとデメリットをまとめると以下のリストになります。

engageのメリットまとめ

  • 採用ページを無料で作れる
  • 求人作成から応募者管理まで一貫して無料で使える
  • スカウトメールを無料で送れる
  • 求人検索エンジンに掲載される
  • アニメーションGIFを設定できる
  • 動画面接機能を使える
  • 適性検査ができる
  • 退職リスクを可視化できる

engageのデメリット

  • 独自ドメインは使えない
  • デザインがテンプレートからしか選べない
  • アクセスを集めるのが難しい
  • 社内で管理する必要がある
  • 総合的な採用管理システムではない
Indeed(インディード)の無料掲載とは?有料との違いやメリット・デメリットを解説!

engageとAirワークの違い

同じく無料で採用ページを作成できるツールとして、engageの次に人気があるといえる、「Airワーク」とは、具体的にどのような点で異なるのでしょうか?

機能面での比較

engageは、エン転職へのスカウトや、オンラインでの動画面接、適性検査など、応募獲得と選考に関するサポートがとても充実しているのに対して、

Airワークは、採用ページ自体のデザインや画像の豊富さなどカスタマイズ性が高い印象があります。

engageのデザインテンプレートが10種類前後なのに対して、Airワークでは、80種類のデザインと50種類の画像から選ぶことができるため、企業のカラーや職場の魅力をアピールしやすいイメージです!

連携している求人サービスの比較

engageでは、エンジャパンが提供している「エン転職」に登録している求職者の方に、直接スカウトを送ることができるのに対して、

Airワークは、リクルートが運営しているため、同社が手掛けている「Indeed」や、有料プランの場合、「タウンワーク」、「リクナビ」などの求人サービスに、最適化したフォーマットが用意されているイメージです!

engageとAirワークの比較表

engage(エンジャパン)Airワーク(リクルート)
無料から
デザイン10種類80種類
データ管理
メッセージ
スマホ対応
SNS連携
動画埋め込み×
スカウト×
バナー掲載×
独自ドメイン××
自動返信メール××

engageと採用係長の違い

株式会社ネットオンが手掛けている「採用係長」とは、具体的にどのような点で異なるのでしょうか?

機能面での比較

前述のように、engageは、エン転職へのスカウトや、オンラインでの動画面接、適性検査など、応募獲得と選考に関するサポートがとても充実しているのに対して、

採用係長では、アクセスやコンバージョン数などを分析するツールが充実しています!

特に、「掲載している求人票のアクセス数、応募数、どのサイトを経由して求人票にたどり着いたのか、などを分析してくれる「応募分析機能」は、採用の効率化にとても効果的なイメージです。

無料プランの場合でも、求人の効果測定ができるため、アクセス数や応募数に応じて求人票の改善を行いながら、応募効果の向上を目指す際に、相性のいいサービスといえるでしょう!


その他にも、求人票をポスター形式で出力することのできる機能があるなどユニークなサービスというイメージがあります。

有料プランの比較

engageでは、「エン転職」に登録している求職者へのスカウトを送れる数が無制限になることや、「エン転職」を含む20個以上の求人サイトに求人を掲載することができるのに対して、

採用係長では、有料プランに加えて、用途ごとに合わせたオプションが豊富です!

その中でも、「求人票の作成代行」は、1件1万円で求人票の作成を、プロに依頼することができるサービスとして人気です。

engageと採用係長の比較表

engage(エンジャパン)採用係長(ネットオン)  
無料から
デザイン10種類6種類
データ管理
メッセージ
スマホ対応
SNS連携
動画埋め込み
スカウト×
バナー掲載×
独自ドメイン×◯(※オプション)
自動返信メール×


engageと採用ページコボットの違い

バイトルやはたらこネットなどで馴染みがあるディップ株式会社が運営している「採用ページコボット」とは、具体的にどのような点で異なるのでしょうか?

機能面での比較

採用ページコボットは、採用ページ作成のために、コピーライターがついてくれたり、採用ページ用の写真を撮影したりと、engageを含む他の採用ページ作成サービスと比べて、営業担当のサポートが手厚い点が特徴でしょう!


そのほかにも、SEOに強いバイトルの原稿フォーマットが自社採用ページに使うことができる点や、比較的安い値段でバイトルにも掲載することができる点などが特徴として挙げられます。

有料プランの比較

充実した機能の一方で、採用ページコボットには、無料プランが存在せず、有料プランのみの利用になります。

採用に予算をあまりかけることができない場合や、緊急で採用しなければならない場合でなければ、最初から有料のみは少しネックになってしまいます。

採用ページコボットは、engageなど他の無料ツールと比べると、中長期的な採用ブランディングに力を入れたい企業向けのサービスといったイメージです。

engageと採用ページコボットの比較表

engage(エンジャパン)コボット(ディップ)  
無料から×
デザイン10種類独自(※カスタムプランのみ)
データ管理
メッセージ
スマホ対応
SNS連携
動画埋め込み
スカウト
バナー掲載×
独自ドメイン×◯(※オプション)
自動返信メール×

採用ページ作成ツール比較のまとめ

「engage」「Airワーク」「採用係長」「採用ページコボット」の機能をそれぞれ、以下の表にまとめました。

「デザイン」「データ管理」「スカウト」などの項目においてそれぞれの機能を比較していますので、社内で優先したい項目が得意なツールを選びましょう!

採用ページ作成ツール比較表まとめ

engageAirワーク採用係長コボット
無料から×
デザイン10種類80種類6種類独自(※カスタムプランのみ)
データ管理
メッセージ
スマホ対応
SNS連携
動画埋め込み×
スカウト××
バナー掲載×××
独自ドメイン××◯(※オプション)◯(※オプション)
自動返信メール××

「engage」「Airワーク」「採用係長」「採用ページコボット」各々の特徴と、自社の採用計画や予算を踏まえた上で、どのサービスを利用していくか判断することができる、採用を効率よく進めるためにとても大切です!

airworkロゴAirワーク採用管理(エアワーク)の評判・口コミを調査!エンゲージとの違いとは?