※本資料はディップ株式会社独自調査による結果をまとめたものであり、掲載されている内容について充分に注意を払っておりますが、真実性、合法性、安全性、最新性等について保証するものではありません。当該記事の閲覧に起因する損害につき、当社は一切の責任を負いかねます。
はじめに
出生率低下による人口減少、さらに超高齢化社会の影響で人手不足が深刻化しています。その中で採用した方々が定着し続ける職場はどんな職場なのでしょうか。
今回は、 アルバイト ・パート就業者に実際にアンケートを実施し、その結果からみえた職場づくりのヒントとなる内容を本資料にまとめました。
貴社の採用活動にお役立ていただけましたら幸いです。
定着している人の仕事探しの検討期間
約3割は1か月以上、仕事探しの検討期間を設けています。
先手を打った早めの囲い込みで、長期的に検討している方への訴求もポイントです。
転職活動の期間
転職活動のイメージ
定着している人の転職前の下調べ
約6割が転職前に下調べを行っています。
イメージがわきやすい求人原稿の作成とともに、ホームページの強化も行いましょう。
下調べを行った割合
下調べの方法
下調べでは情報の信頼度や長期的に働けるかを重視
現職で3年以上勤務している人は、1年未満の人に比べ「長期的に働き続けられる企業を選びたい」「リアルな情報をもとに判断したい」傾向に。
下調べを行う理由
働きやすい環境と感じられることが定着の動機に
勤続期間に関わらず、働き方への理解や職場の雰囲気・上司からのサポートなどの職場環境が働き続けるきっかけに。
勤続期間1年未満
勤続期間3年以上
評価されている取り組み事例
企業の風土に合わせたユニークな取り組みで、働く従業員の満足度を高めましょう。
Q.働き続けている理由の中で、特に評価している制度や福利厚生があれば教えてください。
給与関連
- ちゃんと昇給がある
- パートにも、ボーナス支給がある
- 勤続年数を評価しボーナス1万円支給される
- 交通費が十分な額で不足しない
- 1 分単位で時給換算される
- 月給制でお盆や年末年始も安定して給料がもらえる
シフト関連
- 体調不良等の急な欠勤も有休に振り替えることが出来る
- 有給休暇を時間単位で取得できる
- 急な休みも必ず休暇を取る事ができる
- 有給休暇を使わなかった場合、買い取りをしてくれる。
- 子どもが病気で休む場合、有給休暇とは別に看護休暇をとれる
- 休む際に交代を探さなくてもよい
- 急な休みでも事後報告で OK
- 休みの希望も快く受け入れてもらえる
仕事のやりがい
- 人と人とのつながりで仕事ができる
- 筋力を使うため、体力の維持に良い
- 身体的にも楽で社会的接点も持ちやすい
- 高齢者でも働けるという価値観がある
- 人の役に立っていると感じられる
- 1 人でやる仕事で人間関係を気にしなくてもよい
福利厚生
- 社員販売、健康診断がある
- 在宅勤務 ができる
- スポンサー、各種協力会社の割引制度がある
- 忘年会やゴルフコンペ、旅行などイベントがある
- 健康づくりに力を入れている
(毎月、ウォーキングや朝食を取ったら手当支給) - ドリンクフリーデーがある
- おやつタイムがある
※現在の職業「アルバイト・パート」
※ディップ調べ
副業・W ワーク希望者は 5 年前に比べ 93 万人増加
副業・W ワークの希望者は年々増えており、 5 年前と比べ 93 万人増加。
さらに希望者比率を雇用形態別にみると「非正規の職員・従業員」は8.4 %。
副業・W ワーク希望者数(追加就業希望者)の推移
副業・W ワーク希望(追加就業希望)割合
金銭面以外にも経験を積むためのWワーク ・副業
Wワーク ・副業をする理由に、貯蓄などの金銭面だけではなく、キャリアの幅を広げる、異なる業界や職種での経験を積むために行っていると回答。
Wワーク ・副業の割合
Wワーク ・副業をしている理由
特に勤続3年以上は金銭面の理由が多い
勤続期間別に傾向をみると、特に勤続3年以上は「給与が不十分」「貯蓄のため」の理由が多い。
給与の見直し、W ワーク ・副業の受け入れで、経験者を新たな戦力として採用できる可能性あり。
Wワーク ・副業をしている理由 ※勤続期間別
ターゲットに合わせて打ち出しを変更することが効果的
今後Wワーク ・副業をしたい理由として、どの年代も金銭面が高いものの、キャリアや経験、働きたい時間の余裕があるためという理由も多い。
今後Wワーク ・副業をしたい理由 ※年代別
リスキリングへの取り組みが長期就業に影響
リスキリングへの取り組みが長く働く意欲に繋がる割合が約半数。
アルバイト・パートでもリスキリングへの取り組みに対しての希望 ・興味あり。
リスキリングの長期就業への影響
リスキリングへの希望、興味
認定資格・試験対策への支援が有効
アルバイト・パートは勤続期間によっての希望するスキルに大きな変化はなく、特に 「 認定資格 ・試験対策」に対する希望度合いが高い。
勤続期間1年未満
勤続3年以上
リスキリングには時間的な制約へのサポートが必要
新しいスキルの習得の機会に対して「時間的な制約」に関する不安が大きい。
社外の研修やセミナーの参加サポートをはじめとするサポートも検討を。
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